介護職って残業はどのくらい?他業界と比較してみました
2019.10.04掲載
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残業が多いと思われがちな介護業界。「大変じゃないの?」なんて言われることもあるかもしれませんが、他の業界と比べて実際はどうなのでしょうか。
この記事では介護業界で働く方の気になる残業時間を、他業界と比較しながら詳しく紹介したいと思います!

介護職の残業時間を調べてみました

公益財団法人 介護労働安定センターの資料をもとに、介護職員、訪問ヘルパー、ケアマネージャーの残業の状況を調べてみました。

介護業界で働く人の1週間の残業時間は?

■介護職員

(正規職員5742人・非正規職員2965人の調査結果)

【正規職員】
  • 残業なし 47.8%
  • 5時間未満 28.7%
  • 5時間以上10時間未満 11.3%
  • 10時間以上15時間未満 3.7%
  • 15時間以上20時間未満 0.6%
  • 20時間以上 0.7%
  • 無回答 7.2%
【非正規職員】
  • 残業なし 76.6%
  • 5時間未満 15.4%
  • 5時間以上10時間未満 1.9%
  • 10時間以上15時間未満 0.4%
  • 15時間以上20時間未満 0.0%
  • 20時間以上 0.1%
  • 無回答 5.7%

上記を見ると、正規職員の47.8%、非正規職員の76.6%が残業なしという結果になっています。正規・非正規合わせると57.8%が残業なし。介護の現場で働く方の6割近い方は残業をしていないことがわかります。

■訪問ヘルパー

(正規職員1301人・非正規職員1450人の調査結果)

【正規職員】
  • 残業なし 55.8%
  • 5時間未満 20.5%
  • 5時間以上10時間未満 10.8%
  • 10時間以上15時間未満 2.8%
  • 15時間以上20時間未満 0.5%
  • 20時間以上 0.6%
  • 無回答 8.9%
【非正規職員】
  • 残業なし 83.2%
  • 5時間未満 7.3%
  • 5時間以上10時間未満 1.2%
  • 10時間以上15時間未満 0.3%
  • 15時間以上20時間未満 0%
  • 20時間以上 0%
  • 無回答 8.1%

訪問ヘルパーは残業なしの割合が他よりも高く、施設の介護職員より残業が少ない傾向があります。利用者宅への訪問時間は決まっているため、時間通りに終了しやすい仕事と言えるでしょう。

■ケアマネ―ジャー

(正規職員2060人、非正規職員301人の調査結果)

【正規職員】
  • 残業なし 49.9%
  • 5時間未満 19.6%
  • 5時間以上10時間未満 15.0%
  • 10時間以上15時間未満 5.9%
  • 15時間以上20時間未満 1.3%
  • 20時間以上 1.4%
  • 無回答 2.6%
【非正規職員】
  • 残業なし 66.4%
  • 5時間未満 17.6%
  • 5時間以上10時間未満 7.0%
  • 10時間以上15時間未満 0.7%
  • 15時間以上20時間未満 0%
  • 20時間以上 7%
  • 無回答 1.1%

ケアマネージャーは正規・非正規を合わせると52.2%が残業なしと答えています。他の職種に比べ、非正規の残業割合がやや高い傾向があるようです。

介護業界で働く人の1週間の平均残業時間は?

【正規職員】
  • 介護職員 2.1時間
  • 訪問介護員 1.7時間
  • ケアマネージャー 2.6時間
【非正規職員】
  • 介護職員 0.5時間
  • 訪問介護員 0.3時間
  • ケアマネージャー 1.1時間

正規職員の1週間の残業時間を見ると2時間前後となっており、一番多いケアマージャーでも1日平均すると30分程度ということが分かります。非正規職員は1日に換算すると残業はわずかと言えるでしょう。

(参考)公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」(25ページ)

他業界と介護業界の残業時間を比べてみました

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」をもとに、他業界と介護業界の残業時間を調べてみました。

【他業界の1カ月の所定外労働時間(令和元年6月データ抜粋)】
  • 建設業 14時間
  • 製造業 14.9時間
  • 情報通信業 14.7時間
  • 運輸業・郵便業 22.4時間
  • 卸売業・小売業 7.3時間
  • 飲食サービス業等 5.4時間
  • 教育・学習支援業 10.6時間
  • 医療・福祉 5.3時間

上記のデータを見ると、1カ月の残業時間は医療・福祉業界が5.3時間で、なんと一番少ないことが分かります。介護労働安定センターの介護職員の残業データを1カ月に換算しても8.4時間となり、一番多い運輸業・郵便業とは10時間以上も少ないことが分かります。

(参考)厚生労働省 「毎月勤労統計調査(令和元年6月分)月間実労働時間及び出勤日数」

介護業界は実は残業が少ない業界!?

介護業界は人手不足と言われるがゆえに残業が多いイメージを持たれがちですが、調査結果を見ると残業が少なめの業界とわかります。もしも「残業が大変ではないの?」と言われたら、自信を持って「他業界よりも実は残業が少ないのよ」と答えられる業界です。
介護業界は国の配置基準もあり、必要な人材を確保しないと業務を行えないため、他業界と比べて残業を発生させないような取り組みがしやすい環境にあるのです。

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