「介護の仕事はやりがいを感じているけれど……」
「今の働き方や職場で良いのかな?」
そんなことを考えて今の仕事について、迷っている方はいませんか?
一度は良いと思って入った職場でも……「入ってみたらちょっと違った」なんてことはよくあることで、職場選びも結婚相手のように相性があるものです。こんなご時世で、「働き方を考えている方」「転職を考えている方」に最適な「いまどきの職場選び」とは?
理想の職場選びについて4つのポイントを探ってみましょう!
1.自分を見極める
まずは自分の内面を冷静に見つめてみましょう。
「辞めたい」という気持ちは、抑えつつ……今の職場のどこが不満なのか、良い面も考慮した上で転職したい理由を明確にすることが大切です。
その上で、新しい職場選びの条件を挙げていきましょう。
- まずは今の職場の良い面、悪い面についてリストアップしてみる。
- 次に将来的に目指していることを明確にする。
- 自分の転職条件について、優先順位をつける。
これらのことを順番に精査して考えていくと、自分のやりたいことや自分が本当はどうしたいのかが見えてくるきっかけになります。
転職したい思いが強く、その時の気分で職を辞してしまうと失敗だったということも考えられます。
日ごろから自分自身の1つ1つの業務に対する興味・関心がどこに向いているかをよく考えながら、仕事に取り組んでみましょう。自ずと自分を見極める力がついてくるでしょう。
2.求人条件について確認する
転職条件が明確になったら、次は求人探しです。自分に合った求人かどうか、求人条件を確認する必要があります。
求人条件・確認のポイントをご紹介します。
職場環境・事業形態など
- 立地
通勤時間/通勤方法 - 事業形態
利用者の介護度/介護サービスの種類 - 仕事内容
介護サービスの内容/1日の仕事の流れ - シフト
シフトの時間帯
介護の仕事は利用者の介護度や介護サービスの内容によって、変わってきます。
正社員でデイサービスの勤務なら、勤務は日勤の時間帯ですが、施設勤務となると夜勤も含まれてきます。残業はどの程度か、夜勤明けのシフトはどうなっているか、などを確認することも必要です。
給与
- 基本給/金額
- 昇給/回数・金額
- 賞与/回数・金額
- 手当の種類/金額
介護職の給与は、資格の有無・種類・経験年数などによって年収は異なります。将来、どの程度の収入が見込めるのかなども確認すると良いでしょう。
「経験者優遇」と表記されている求人も目にしますが、はっきりとした金額は分からないものです。「みらい福祉人材センターちば」なら、アナタが関心のある求人情報をお調べいたします。
福利厚生
交通費/社会保険/退職金/休暇制度/研修制度/保養施設など
正社員で働く上で交通費や社会保険、退職金などは基本的な条件ですが、休暇制度や研修制度などの内容は、見落としがちな情報です。
産休・育休制度や研修制度の充実さが、あなたの今後のライフスタイルやスキルに影響を与えます。プライベートにも影響する情報ですので、積極的に情報収集を行いましょう。その他、急なお休みは取れるのか、有給消化率・社員定着率なども確認できると安心です。
3.組織運営力を確認する
昨今、世界的な流行で世間を騒がせている新型コロナウイルス。国内においてもあちらこちらで感染・拡大が起こり、運営がままならない介護施設も出てきています。
実際のところ、弊社にも「新型コロナウイルスの影響で職場の運営が危うい」のお話をいただくことがあります。
しかしいま、この危機的状況の中でも介護従事者は活躍しています。
高齢者の日常生活をサポートする介護従事者は、もともと転倒事故や感染症などのリスクに囲まれていますので、このような環境の中で働くならば、やはりしっかりした組織運営力をもっている職場であるかどうか確認しておきたいものです。
- 経営が安定している。
- リスクマネジメントのガイドラインがしっかりしている。
など、これらのことは求人広告にはあまり記載されていないことですが、このようなことがしっかりしている職場は、働く上でもモチベーションを保つことに役立ちます。利用者・職員の安全を守り、立場を尊重してくれる職場なら、長きにわたり安心して働くことができるでしょう。
4.人間関係を確認する
ちかごろの介護の求人広告には、職場の雰囲気や環境について、きちんと明記している求人広告が見受けられます。
転職条件の最優先として「人間関係の良い職場」を挙げる方がいるからです。
それでもまだまだ求人広告には条件しか記載されておらず、どんな雰囲気の職場か分からない求人広告もあります。職場の人間関係を知るにはどうしたらよいでしょうか?
職場見学・体験を申し込む
「職場の中を見てみたいけれど…」と個人でそれを申し込むには、勇気のいることです。
そんな方は、「みらい福祉人材センターちば」にまずはご相談を。コンサルタントが、職場見学や体験の依頼を求人先にすみやかに行います!アナタが希望するような雰囲気の職場を一緒にお探しします。
これだけの条件をチェックするとなると……やはり理想の職場選びは大変です。その求人が自分の理想と合っているか、確認を怠らないことが転職を成功の道へとつなげます。それでも「そんな長いプロセスは、ひとりじゃ大変」と思ったら、ぜひ「みらい福祉人材センターちば」へご連絡ください。
施設形態ごとの特徴~介護職員の場合~
施設形態 | 特徴 |
居宅介護支援事業所 | 介護施設などに併設されているケースが多く、複数名のケアマネージャーが在籍。日勤のみで土日休み、日曜休みの事業所が多い。 |
デイサービス | 夜勤はなく、日曜休みの職場が多い。 介護度は低めで、レクなどの活動が中心。 |
小規模多機能型居宅介護施設 | 通所が中心だが、訪問や宿泊(ショートステイ)のサービスも受けられる。 正社員には基本的に夜勤あり。 |
訪問介護 | 初任者研修(ホームヘルパー2級)以上の資格が必要。 1人で利用者宅を訪問して、サービスを提供する。 夜勤はなく、日曜休みの職場が多い。 |
訪問入浴介護 | ドライバー、看護師、ヘルパーが利用者の自宅を訪問して入浴サービスを行う。夜勤はなく、日曜休みの職場が多い。 |
特別養護老人ホーム | 基本的には65才以上介護度3以上の方へのサービスを行う。 終の棲家として利用されることが多く、正社員なら基本的に夜勤あり。 宿泊(ショートステイ)併設もあり。 |
介護老人保健施設 | 在宅復帰を目指すため、リハビリテーション中心の施設。 看護師、機能訓練指導員、調理員など多職種のスタッフと連携。 正社員には基本的に夜勤あり。宿泊(ショートステイ)併設もあり。 |
介護付き有料老人ホーム | 民間企業が運営しているので、それぞれの施設に特徴あり。 看護師、生活指導員、調理員など多職種のスタッフと連携。 終の棲家として利用されることが多く、正社員には基本的に夜勤あり。 |
グループホーム | 65歳以上、要支援2または要介護1以上の認知症の方が対象の施設。 基本的には集団生活に支障のない方が対象。スタッフと一緒に食事作りを行ったりする家事もあり。正社員には基本的に夜勤あり。 |
ショートステイ | 小規模多機能型居宅介護施設や特別養護老人ホーム、老人保健施設などに併設されたタイプが主流。正社員には基本的に夜勤あり。 要介護1以上の方が短期的に利用。利用者が変わるので、日々の利用者情報の把握に努める必要あり。 |
サービス付き高齢者向け住宅 |
60才以上の高齢者であれば利用可。入居条件はそれぞれにあり。業務は安否確認や生活相談サービスを行う。デイサービスのような送迎サービスがないので、運転に自信のない人には向いている職場。 |
介護に特化した給与・休日・手当のポイントを紹介!
給与アップのために国が取り組んでいること!
介護職員には介護職員の賃金向上を目的に、国から介護報酬を加算して支給する
「介護職員処遇改善加算」と「介護職員等特定処遇改善加算」があります。
「介護職員処遇改善加算」は、加算の条件である「キャリアパス要件」と「職場環境等要件」を、
職場がどの程度満たしているかよって加算の程度が変わります。
一方、「介護職員等特定処遇改善加算」については、
勤続年数10年以上の介護福祉士について月額平均8万円相当の処遇改善を行うというものです。
これらの制度で手当がつくかどうかは、給与総額の大きな差となります。
介護職ならではの休日制度!
ショートステイや施設においては、夜勤のシフトが月に何回かあるものです。
- 夜勤の勤務中にどのくらいの休憩がとれるのか
- 夜勤日の後はどのような休日制度になっているか
など、夜勤を伴う業務に就く人は
しっかりと確認すると良いでしょう。
例えば週2回夜勤専従の勤務になると、夜勤明け日を含め勤務が週4日と計算され、
週3日が休日となる場合もあります。
介護職ならではの資格手当!
介護職にはしっかりとしたキャリアパスがあります。それぞれのステージで資格が存在するため、
資格を所持していることによって手当がつくところもあります。
自分にぴったりな職場を探すためには
求人は出ていても、実際の職場の雰囲気、業務の内容、給与条件、休みの詳細など、本当のところは求職者にはなかなか分からないものです。それならば!そういった求職者の知りたい情報を「みらい福祉人材センターちば」がアナタに代わってお調べいたします。「みらい福祉人材センターちば」なら、いままで気がつかなかったアナタの魅力もお引き出しします!